尿道口からの膿(うみ)は、尿道口から病原菌が侵入し粘膜感染した尿道炎が原因で、主に性行為によって起こり性感染症に含まれます。

 

性行為から2~7日の潜伏期間の後に、多量の濃い膿や強い排尿痛を認める場合は、淋菌(りんきん)による尿道炎が疑われます。

1~3週間後の水っぽい少量の薄い膿や軽い排尿痛の場合は、淋菌以外の病原菌による尿道炎が疑われ、約半数はクラミジアが原因です。

 

尿道炎は普通の膣(ちつ)性交のほか、オーラルセックスによる感染があり、パートナーの咽頭にこれらの病原菌が潜んでいるとも考えられます。

淋菌性尿道炎の20%から30%にクラミジアの混合感染している場合もありますので、同時にクラミジア検査をお勧めします。

尿道炎治療の抗菌薬は、淋菌とクラミジアで薬剤の種類が大きく異なるため、必ず泌尿器科専門の医師の診察を受け、治療を行ってください。

 

性感染症としての尿道炎の場合は、ピンポン感染(病原菌をうつす、うつされるのを繰り返すこと)を防ぐ意味でも、パートーナーと一緒の検査や治療が必要ですし、感染予防にはコンドームの使用も勧められます。