尿の色

正常な尿の色は淡黄色から淡黄褐色です。これは、血液が分解された時にでるウロビリンといわれる代謝物の色です。水分摂取量が多いと、水分量調節のためにたくさんの水が尿として排出されるため、ウロビリンの量も薄まり透明に近くなります。水分摂取量が少なければ尿量が減って濃い色になります。睡眠中は尿量を減らすしくみが働き尿を濃縮しているため、起床時の尿の色が濃いのは正常です。日中も朝と同じ濃い尿が出たときは脱水かもしれません。
ビタミン剤を飲んだときは、鮮やかな濃い黄色の尿が出ることがありますが、これはビタミン剤の色です。尿の色が赤色~ピンクの場合、尿に血液が混じった血尿が考えられます。血尿の原因として、尿路の悪性腫瘍(がん)や尿路結石、尿路感染症などが考えられます。尿の色が白色の場合、尿に白血球が混ざった膿尿が考えられます。尿路感染症(膀胱炎、腎盂腎炎など)の際に認められます。濃い茶色の場合、尿の中にビリルビンという物質が混じり濃い茶色になっている可能性があり、肝臓に異常があり黄疸をおこしている場合があります。

尿の色調で気になることがあれば早めに泌尿器科を受診されることをおすすめします。