尿が出にくい「尿閉」は病気のサイン

おしっこしようと思っても出なくなる状態を尿閉(にょうへい)といいます。尿閉は、男性にも女性にも起こりますが、男性に多く、その原因のほとんどは前立腺肥大症です。前立腺は尿をためる膀胱(ぼうこう)の下に位置する臓器で、この前立腺が腫れてくるのが前立腺肥大症です。前立腺肥大症が進むと、尿の通り道である尿道が圧迫されて狭くなり、尿が出にくくなったり排尿の間隔が短くなったりします。 このような症状をそのままにしておくと、お酒をたくさん飲んだ際に、前立腺が充血して腫れ、膀胱の出口が閉まってしまい尿閉を起こします。また飲酒だけでなく、長時間の座位、咳止め薬、感冒薬、精神安定剤、不整脈のくすりなどが誘因になることがあります。尿閉は大変つらい症状です。それを予防するためにも、尿の出る勢いが弱い、おしっこに時間がかかる、夜中に何度もトイレに起きる、という症状のある方は泌尿器科の医師にご相談ください。